体験録

【カウンセリング】仕事のストレスが限界に達した人見知りが意を決して心のプロに相談してみた【実体験】

2021年6月30日

こんにちは、すずきです!

私事ですが今年度で現職場を辞め、転職を目論んでいます。
理由は色々ありますが、そのうちの1つが職場のストレス。

新卒で入社して今年度が4年目となりますが、3年目が終わり4年目を迎えようとしていた今年の2月。ついにストレスが限界に達し、人見知りがゆえに渋っていたカウンセリングを受けてみました!

この記事が

  • カウンセリングを受けてみたいけど敷居が高く感じる・・・
  • こんな悩みでカウンセリング受けてもいいの?
  • 人見知りだからまず知らない人と喋るのがハードル高い・・・

というストレスに苦しむ同志の一参考になれば!

カウンセリングを受けるまでの経緯

職場でのストレスの一番の原因は、ありきたりですが人間関係です。
同僚や上司と仕事に対する価値観が合わなかったんですよねぇ…。あとは私の気質も原因でした。

私の気質として、

  • キーボードの音や人の声など雑音が気になる
  • 人の視線が気になる
  • 後ろに立たれる、通られるのが苦手
  • 一定の距離より近づかれるのが苦手
  • 人と長時間同じ空間にいると疲れてしまう

というのがありました。現職場は下の図のようにワンフロア内で部署が分かれているだけなので、他の部署の声とか物音もバンバン聞こえてくるし、座席も向かい合わせ隣り合わせなので人との距離が近めです。なのでキーボードを叩く音や独り言が聞こえやすくて気になってしまうんです…。

職場配置イメージ
職場内こんな感じ
座席配置イメージ
座席こんな感じ

座席が向かい合わせだとPCで作業する時に向かいの人の顔が視界の隅にチラついて気になるし、席の後ろが通路になっているので人が行き来しますが、人の気配を感じるだけで警戒スイッチ入るためすごく疲れます…。(別に変なサイト開いてるとかじゃないです)

前まではストレス量より趣味による発散量が上回っていたので、同僚や上司に「ん?」「あれれ?」と感じても流せました。
しかし約4年目ともなると最初の頃より仕事量も増えるし、同じ職場・同じ人と仕事していると前まで気付かなかった嫌なところが目に入るようになったりして、ストレス量と発散量が逆転しちゃったんですよね。

そして、ついに2021年2月。爆発しました。

すずき

「私しかストレス感じてないみたいだし、私が変なんだ、悪いんだ」という思考がずっと巡り、仕事中急に涙が出てくる、朝起きた時に体が重くて動かなくなるといった症状が体に出始めました

家族や友人に愚痴をこぼしたりしてはいましたが、症状が症状だったので家族の勧めで近くの大学の心理相談室でカウンセリングを受けることにしました。

勇気振り絞って予約の電話を入れたらカウンセリングが1か月後!?

「知らない人と話すの怖い」という理由で電話も苦手、オンラインゲームのチャットすら出来ないレベルの人見知りである私にとって、初対面の方とお話をするカウンセリングはすっっごくハードルが高いものです。

けど尋常ではない事態なので意を決してカンペを準備して予約の電話をかけました。

すずき

(カンペ見ながら)すみません。カウンセリングの予約を取りたいのですが

かしこまりました。ちなみにどのようなことでお悩みですか

受付
すずき

職場の人間関係のストレスに悩んでいて…

職場の人間関係ですね。現在予約がいっぱいで最初の面談日は1ヶ月後となってしまいますがよろしいですか?

受付

・・・えっ?1ヶ月後!?

「1ヶ月もこのままは身も心も燃え尽きて灰にならないか!?大丈夫か私!?」と内心叫びつつも、一応予約を取りました。

ちなみに今回私がカウンセリングをお願いしたところは、下のような流れでカウンセリングできるか決めてるみたいでした。この時取った予約は受理面接の予約ですね。


予約の取りやすさとかカウンセリングまでの流れは相談するところによって違うので、受付の方に質問してみてください!私みたいに人見知りの方はネットで調べてカンペ作ってから電話すると安心です!

受付からカウンセリングまでの流れのイメージ

1ヶ月も耐えれない!オンラインの悩み相談とかない?……あった!!

とりあえず受理面接の予約をしたものの、「1ヶ月もこのストレスを抱えて生きている自信がない!」と思った私は、オンラインで出来るお悩み相談なんかがないか探しました。

そして見つけたんですよ、うららか相談室という救世主を!

体験録を別に上げています。「なぜうららか相談室を選んだのか」なども紹介しているので、オンラインカウンセリングに興味のある方はぜひ読んでみてください。

うららか相談室 アイキャッチ
【実体験】「あ、もう無理」と思ったらすぐに相談できる『うららか相談室』を実際に利用してみた話

こんにちは、すずきです! 私たちは普段生きているだけで様々なストレスを受けています。普段のストレスが積もり積もってある日突然、「あ、もう無理だ」と限界をむかえることもあると思います。 実際、私もある日 ...

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LINEみたいにメッセージを送って相談する形式のカウンセリングだったので、「たくさん書かなきゃ!」と思ってかなりの長文メッセージを送ってしまい、後から

すずき

長すぎたかな…内容もちぐはぐだったかも…

と心配していたのですが、カウンセラーさんからお返事が。

気にせずご自身の言葉で好きなように書いてくださいね!

カウンセラー

やさしさに涙しました。

その後も私の悩みに対して丁寧にお返事を返していただきました!
思う存分悩みを話すことができ、しかも心のプロフェッショナルから的確なアドバイスをいただけて心が軽くなりました。

「カウンセリングしたいけど対面でのカウンセリングは不安」という人見知りの同志は、メールやメッセージでのカウンセリングおすすめです!

予約してたカウンセリングのその後

うららか相談室でのメッセージカウンセリングのおかげで心が軽くなったなーと思っていたころ、一通の電話が。

受理面接の日程調整のご連絡なのですが

受付

忘れてた!

予約してたことも完全に吹っ飛んでいました。

ここから受理面接、正式なカウンセリングと進んでいきました。簡単に流れをまとめると下のような感じです。

  • 2021年3月 受理面接を受ける。この結果を会議にかけてカウンセリングするか決める
  • 2021年4月 会議の結果、カウンセリングすることが決まる
  • 2021年5月 1回目のカウンセリング
  • 2021年6月 2回目のカウンセリング
  • 2021年7月 3回目のカウンセリング(とりあえずこれで終了)

私の場合、うららか相談室の助けもあって精神状態がだいぶ落ち着いていたので、1ヶ月間隔でカウンセリングを行いました。相談者のストレスの程度によって、カウンセリングの間隔は変わると思います。

次からは、私も実際に対面式カウンセリングを受けるまで気になっていたあれこれについて、体験談を交えてお応えします!

対面式カウンセリングの気になるあれこれ

受理面接では何を聞かれる?

受理面接の内容ですが、相談内容以外の質問もされました。
家族構成や家族はどんな性格か、子どもの頃はどんな子供だったかなど、2時間かけて自分自身についてびっちりお話ししました。

この時は「大学の機関だからデータ取るために聞いているのかな」と思っていたんですが、後から受理面接について調べてみたところ、データを取るためではなく、カウンセリングを行う上で必要な情報収集が目的だったみたいです

インテーク面接とは、クライエントが相談機関に来談した際に行う最初の面接のことで、「受理面接」とも呼ばれます。

そこでの対応が可能かの判断、治療対象や治療目的の特定、パーソナリティ理解、そして、今後の治療方針と来談計画をたてることがインテーク面接の主な目的です。

そのためには、抱えている問題や症状、これまでの経緯などを聴取し、見立てを行う必要があります

具体的な内容としては、主訴・年齢・性別・生育歴・現病歴・家族歴・来談経緯などの情報収集を行うことが基本です。
それとともに、クライエントの非言語的コミュニケーションにも注目しておくことが重要です。

心理学用語集サイコタム インテーク面接より引用

カウンセリングってどんなことを話すの?

カウンセリングを受けようとする前、私も「カウンセリングって何話したらいいの?」と疑問に思っていました。
メッセージカウンセリングと対面式カウンセリングを受けてみての話をすると、

思ったことを正直に自分の言葉で話すだけでした。簡単!

「こういうことがあって、イライラする。多分価値観の違いが原因だと分かってるけどイライラする」
「キーボードの音がうるさいと気になって…一度気になると集中できなくなる」
「あの人のことが嫌で、声を聴くとイライラするくらい嫌いでどうしようもない」

みたいな感じで、思ってることを吐き出してます。話にまとまりがなくても大丈夫です。
自分の話を聞いてくれているのは心のプロフェッショナルなので、笑ったり否定せず真剣に聞いてくれますし、どうしたらそのイライラを軽減できるかのアドバイスまでしてくれます。

人見知りで最初は緊張しましたが、家族や友人に愚痴をこぼした時以上のすっきり感があり、勇気を出してよかったと思います。

すずき

話しているうちに自分の考えも整理されますし、誰かに話したことで心がだいぶ軽くなりました。家族や友人に相談してもすっきりはしますが、問題の解決には至りません。専門家が解決のアドバイスをくれるというのがカウンセリングの強みだと思います!

イライラを軽減する方法って具体的にどんな?

メッセージカウンセリングでも、大学の心理相談室のカウンセリングでも、「認知行動療法」をおすすめしてもらいました。

認知行動療法とは!
すごく簡単にいうと、気持ちは認知(考え方)に影響されるので、イラッとした気持ちにならないような考え方が出来るようにしていく治療法のこと!

どんなことをしてるのかというと、私は「〇〇と思ったからイラッとした」というように、その感情がどういう考えで沸いたかという記録を残すようにしています。思ったより簡単ですよね!

この感情の記録をずーっとつけていくと自分がイラッとした時の認知(考え方)のパターンが分かってくるので、それをイラッとしない認知のパターンに変えていこうというものです。

他には、「マインドフルネス瞑想(呼吸法)」を教えてもらいました。

マインドフルネス瞑想(呼吸法)とは!
今している呼吸や体の動きに意識を向けながら、今自分が感じている感覚を受け取ることで、雑念(ストレスなど)を取り払い、脳をクリアにしていくこと!

「あ、イラッとしそう」と思ったら、自分の呼吸に集中を向けて、空気の出入りやお腹が膨れたりつぶれたりするのを感じることで雑念を取り払おう!というものです。

継続することが大事とのことなので、少しずつこの方法を続けています。

どーしてもカウンセリングに行く勇気がない人見知りの救世主

認知行動療法のための感情記録をアプリで出来ないかなーと探していたところ、すごくいいアプリがありました!

その名もAwarefy

認知行動療法の手法を反映したアプリです!

すずき

感情の記録もチャットボットとの対話形式でパパッとメモできますし、なんとマインドフルネス瞑想(呼吸法)の導入音声も聞けます!!一部有料の音声もありますが、個人的に無料でも十分すぎる機能です。

認知行動療法やマインドフルネス瞑想(呼吸法)に興味のある方はもちろん、「やっぱりカウンセリングはハードルが高いから自分でなんとかしたい」という人見知りの同志にすっごくおすすめです!

まとめ

人見知りがカウンセリングを受ける上での要点5つをまとめてみました。

  • 対面がハードル高ければメールやメッセージ形式のカウンセリングもある!
  • 相談機関によってはカウンセリングするまでが長いので注意!
  • カウンセリングは思ってることを正直に話すだけ!カウンセラーさんは怖くない!
  • 「やっぱりカウンセリングはハードル高い」という場合は、セルフケアアプリの使用がおすすめ!

人見知りの同志や、カウンセリングってハードル高いと感じている方の参考になれば幸いです。

自分に合った方法でストレスを発散しつつ、ストレスの制御法を学んで共に労働を乗り越えましょう!

それではまた!

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