こんにちは!人に分かりやすく説明する考え方を習得したいと思い始めたすずきです。
ブログを書き始めてからずっと、「伝えたいことを人に伝えるのってめちゃくちゃ難しいな…」って悩んでいます。
というより、「伝えるために、何を考えたらいいか分からない」ですね。
そんな時にkindle unlimited内を回遊していたら、この本に出合いました!
簡単に内容を紹介すると、論理的思考といった小難しい感じのする思考法について分かりやすく意訳し、考え方のコツを教えてくれる本です。
物語+解説という形式をとっているのも特徴です。ある会社のマーケティング部を中心とした物語で実際に思考法が使われている様子を読み、その後で詳しい解説が読めるようになっています。
次のようなお悩みを抱えた人にはぜひ読んでもらいたい一冊です!
こんな方におすすめ
- 人に分かりやすく伝えるコツを知りたい!
- 考えを整理するコツを知りたい!
- 論理的思考が重視され始めてるけど、よく分からない…
それでは、実際に読んでみて個人的に思った「考え方のポイント」3つを紹介していきますよ!
”目的”と”手段”を考える
「考える」ことは手段で、その目的は「自分の主張を決める」こと。
何を考えたらいいか分からない時は、まず、「決めるべきことは何か?」と考えてみる。
戦略の骨格は、目的と手段の組み合わせ。
「目的は何か?」「そのための手段は何か?」と考えることが、戦略思考のエッセンス。
「決めるべきこと」について考えるクリティカル・シンキングや戦略的思考に出てきたキーワード、”目的”と”手段”。
この"目的"と"手段"を考えることが、あらゆる考え方に使える基礎なんじゃないかなって思いました。
本書は商品を売るってことをベースに考えられてるけど、他にも本や映画の感想を書く場合にも使えると思う。
その本や映画を見て自分が感じた「面白かった!」とか「つまらなかった」が、自分の主張。
自分の主張を伝えるために、『決めるべきこと』はなんだろう?
どんな人に読んでもらいたいかは決めなきゃな。
自分が一番好きな場面は伝えたいな。
そしてどうしてそこが好きか理由も必要だよな。
てな具合に、”目的”を明確すればそれを達成するための”手段”を考えやすいのかなって思います。
本書にあったテクニックをちょっと紹介!
"手段(決めるべきこと)”を書きだすときは、疑問文にすると結論が出るスピードが速くなる!
人間には、目の前に疑問文があると反射的に答えを考えてしまうっていう習性があるからなんだって
まだまだ自分もこういう考え方が出来ているとは言えないんですけどね…。これからは”目的”と”手段”を意識してブログを書いていければって思います!
アイディアが欲しけりゃ知識と経験を積もう!
日々の知識や経験の積み重ねが”ひらめき”を生み出すんだそうです。「確かに!!」って激しく相槌を打ちました。
例えば、「書類を一枚ずつ封筒に詰めなきゃいけないんだけど、書類一枚がめくりにくい!指サックもない!」って状況の場合、どうしますか?私だったら指先にマスキングテープをつけようかなって考えます。
セロハンテープだと書類がくっついて離れないと思うので粘着力の弱いマスキングテープを指にクルっと巻けば書類一枚が取りやすいんじゃないかなって思います。
これって「マスキングテープを知っている」「セロハンテープと紙がくっついて離れない経験がある」からこそ思いついたことだと思うんですね。
本書でも紹介されていましたが、アイディアについて過去の偉人は次のようにおっしゃっていました。
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」
ジェームス・ウェブ・ヤング(アメリカの偉大なコピーライター)
この「既存の要素」って、私たちの日々の知識や経験も含まれていると思うんですよ。
出来るだけ世の中に存在しているモノを実際に見て経験して、そのモノに対しての知識を得て自分の中に保存しておく。この保存した数が多ければ多いほど組み合わせの数も増えるから、”ひらめき”もその分多く生まれる。
だから、積極的に知識や経験を積むってことも「考える」上で大事なことなんだなって感じました。
人は誰もが幸福になりたい
「たぶんさ、人が『幸福』を感じるのは、その人の『価値観』が満たされた時なんだよね。」
私が本書で一番心に残っているのが、物語パートで優人言ったこの一言。読んだ瞬間悟りを開いたような気持になりましたね。
人間誰もが『幸福』になるために、自分の中の『価値観』を満たそうと動いてる。だから何か商品を買うのも、「こいつは私を幸せにしてくれるのか?」って無意識に考えながら選んでるんだと思う。
だから、自分も含めて「人が幸福になるにはどうしたらいいか?」を考えることが、何かを考える上で一番大切にすべきことなんじゃないかな。
私はマーケティングのことはよく分からないんですが、「最終的に買ってくれた人を幸せにする」っていうのがマーケティングのお仕事なのかなって思いました。
ブログ運営でも大事にしたい考えですね!
まとめ
以上、『世界一やさしい「思考法」の本 「考える2人」の物語』を読んで思った、考え方のポイント3つでした!
本書を読んでみて個人的に思った「考えるコツ」は、記事タイトルの通り「どうしたら幸福になれるか」を考えることじゃないかなと思いました。
最終目的が「幸福」で、それを達成する手段としてモノを作ったり、そのモノを広める手段を考えていく っていう流れが本質にあるんじゃないかなぁ。
カタカナばかりのイメージがあった思考法について、分かりやすくまとまっているうえに物語を通して実際の使い方を知れる素晴らしい本でした!
実際のマーケティングのお仕事がどういう流れか分からないんですが、社会人一年生の方やマーケティングに初めて関わる方にもおすすめしたいですね!
kindle unlimitedに加入されている方は読み放題ですのでぜひ読んでみてください!(単行本は中古しかないようです…)
それではまた!